コイコイ人(Khoi)は、南アフリカ共和国からナミビアの海岸線から高原地帯、カラハリ砂漠などに居住し,南部コイサン語族コイ語を母語とする民族である。以前はコイサン語族特有のクリック音から「ホッテントット」(「どもる人」の意)と呼ばれていたが,蔑称であるため現在はこの名で呼ばれることは少ない。
狩猟採集と牧畜を主な生業とする民族であり,各家族は父系外婚制のクランごとに緩やかにまとまっている。近縁のサン族と共に南部アフリカ一帯に広く分布していたが,紀元前500年頃からのバントゥー系農耕民族の南下に伴って次第にその居住地を狭められ,現在はその文化も消滅の危機にある。
伝統的信仰として,慈雨の神であり英雄神であるツイゴアブを祀る。