アフリカの話 ~アフリカ滞在記とアフリカNEWS~

アフリカン NEWS

第6回 スタバとフェアトレード    執筆日時  2007/05/14(月) 09:28

 コーヒー好きの皆さんへ、以下のキーワードに当てはまる国はどこでしょう?
1.コーヒー誕生の地
2.コーヒーブランドの「シダモ」「ハラー」と言えばここ
3.スターバックスと言えばここのエスプレッソが有名

答えは、もちろん「エチオピア」。でもそんな一大コーヒー生産地のエチオピアにも大きな悩みがありました。それはスターバックスなどに代表されるコーヒー小売店に利益が集中し、自国のコーヒー農家には雀の涙ほどの収入しか入ってこないこと。

アップロードファイル 15-1.jpg例えば、みなさんがスターバックスで「シダモ」のコーヒー豆を一袋(250グラム)買ったとします。お値段は1300円。「シダモと言えばフルーティーなアロマが特徴よね。お家でシダモのエスプレッソ。今日はプチセレブ気分だわ」と大満足。さて、あなたが今買ったこのコーヒー豆、生産したエチオピアの農家は一体いくらの収入を得ることができるでしょうか。きっと安く買いたたかれているだろうからその3分の1ぐらい?それとももっと悪くて1割ぐらいで130円?いいえ、たったの約70円です。そのセレブコーヒー、焙煎前のコーヒー豆は原価70円ですよおねーさん。

この値段はエチオピア農家の収入、コーヒー豆1ポンドあたり1.1ドルから計算しています。もちろん焙煎前で、輸送費、パッケージ代なども入っていませんがいくらなんでも安く買いたたきすぎですよね。ではなぜこんなにも安く買いたたかれているのでしょうか。それはエチオピア産のコーヒーは商標登録が行われず、スターバックスも長い間正しいライセンス契約を拒み続けてきたからです。

アップロードファイル 15-2.gifでも、それも過去の話となりそうです。エチオピアはスターバックスとのライセンス契約を結ぶことに成功しました。そんなうれしいニュースです。

スタバがエチオピアブランドと契約」(nikkansports.com)
Starbucks strikes Ethiopia deal」(BBC NEWS)

このライセンス契約により、スターバックスが「シダモ」や「ハラー」の商標を使う場合にはライセンス料を支払うことになりました。海外のメディアも「エチオピアのコーヒー農家1500万人に明るい光」と歓迎しているようです。

このライセンス料が正しく農家の手に届くのかは今後も気になるところですが、なにはともあれ今回の契約が、先進国による途上国への原料搾取に対抗するよい先例となることを心から願います。頑張れ、アフリカブランドっ!!

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